限定解除 その3

事前審査で不合格だったのは、8の字取り回し時のラインの確認不足と、切り返し不足による脱輪だったので、2回目の事前審査の際、この2点を注意して再挑戦した。2回目で事前審査はクリアーした。事前審査は一旦クリアーすれば次回からは免除され、内周コースから試験開始となる。
試験車は事前審査と同じ機種、スズキGT750である。エンジン始動から始まるが、キックスターターによるエンジン始動のみであり、セルフスターターは使用不可だった。(よって試験中のエンスト時の始動もすべてキックスターターのみ)。その当時自分はホンダのバイクしか乗ったことがなく、750ccの2ストロークエンジンなどかけたことは無かった。エンジン始動の基本操作にメーカー別は無く、イグニッションONでキックした。圧縮比は2ストロークエンジンの方が低いことと、3気筒の120度クランク角によるものか、以外にキックは軽くエンジンは素直に始動したが、何といっても4ストロークエンジンと違い、軽快な2ストロークエンジン音と、アクセル操作に機敏に反応して軽く吹き上がるエンジンに戸惑った。バックミラーの位置調整、ライトやウインカー、ストップランプなどの点検をすばやくこの間に済ませなくてはならない、発進OKと判断したら、後方確認しウインカー等の合図を出しながら発進、内周コースに向う。試験官は後方を追尾走行するのである。
発進準備が整い発進した瞬間、2ストロークエンジンに慣れない自分はクラッチミートがまずかったのか、アクセル開度が足りなかったのか、エンストしてしまった。とにかく大柄なGT750である。転倒しないように頑張った。エンジン再始動のためクラッチを握りキックをかけたが、車体が前進してしまう。試験官が後方からスピーカーで「プライマリーキックじゃないぞ」と指摘した。やばい!急いでギヤをニュートラルに戻しキックしてエンジンをかけた。焦った。
しつこいようだが、GT750は大柄な車体で私の体格では無理がある。それに左右両側に大きく突き出ている特注のバンパーがある。ついでに苦手な2ストロークエンジンである。運転は慎重にも慎重を期さねばならなかった。
スラロームはリズミカルに走り、パイロンを倒してはならない。スラローム走行はギヤは2速以上を指定されているのだ。スラロームに突入する際の倒し込みと、アクセル操作で体がバイクに振り回されそうになるが必死に二ーグリップして突破。 一本橋走行に向かう。一本橋走行はギヤは1速OKだが時間規則があった。(10秒だったか?正確な秒数は失念) 着座姿勢は指定されている。半クラッチとアクセル操作、リヤブレーキを軽くかけながら、尚且つ前輪のふら付き防止のため部分的にフロントブレーキも微妙にかけながら二ーグリップを効かし突破した。ターンして波状路へ、波状路も1速OKでここでは半立ちが姿勢OKであった。波状路は体の屈伸運動で上下の衝撃を吸収しながら突破。やったぜ! 内周コースを半周して外周コースへ向かったところで後方の試験官が「試験中止、もとに戻れ」とスピーカーで指示。 えっ~ほんとかよ~!。
内周コース控室前に戻ると試験官いわく、スラローム走行が大回り気味で振らつき、バイク操作をもっとリズミカルに丁寧に、全体的に走行がまだ危なっかしいとのこと。
よって2回目は内周コースで沈没したのであった。
この試験官、警視庁交通機動隊で有名だった(と受験生仲間で噂されていた)N教官だったのである。

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