昭和のバイク映画

当時『星空のマリオネット』と言う映画を見た。当時の世相を反映した内容の映画だったが、何故か今もって思い出深い作品である。都心の大きい封切り館では無く、都内の狭い映画館で上映していた。ATG系の映画だったような。
ストーリーは、東京近郊のある地方都市、主人公の暴走族のリーダーと、シンナー中毒の少年、奔放に生きる若い女性、リーダーの寡の父親が、主人公の家においての奇妙な共同生活を中心に、地元の暴走族同士の抗争を絡め、最後は、主人公がバイクに乗って、車に突っ込んで死んでしまうと言う内容だった。

当時、暴走族は社会問題として扱われていた。三無い運動もバイク規制も暴走族対策がらみと言えば言えなくもない。その当時、自分も休日に都内幹線道路を走行中、運悪く後方から迫ってきた某暴走族大集団に囲まれてしまったことがあった。
同じバイク乗りとは言え、改造バイク (当時はマフラーへの改造が多かった。また風防を立てて付けていた)と、ノーヘル、独特なヘアスタイルと鉢巻きと言ったいでたちと、ノーマルバイクにヘルメット、ジャケット、ブーツスタイルの普通ライダーとでは、如何せんかなり違和感がある。それにあっちは大編隊、こっちは単機である。さらに大爆音と蛇行運転である。スピードを下げながら回避走行に徹し、何とか集団を先に行かせて事なきを得たが、きわどい場面だった。と言っても彼等から悪質な行為を受けた訳ではなく、その中の数人が顎をしゃくって「付いて来い」と合図を送って来て、お誘いを頂いただけである。まあ、同じ年頃のバイク乗りで、若者特有の社会に対する反感も分らなくもないが、ご遠慮申し上げた。大集団の後ろをパトカー1台が追尾して、スピーカーで警告を発していたが、如何せん大集団にパトカーがたった1台で申し訳程度だったのは印象に残っている。
それにしても当時の暴走族はすごかった。

『星空のマリオネット』は暴走シーンはあまり無く、乱闘喧嘩などの暴力シーンが多かったが、現実の暴走族の乱闘騒ぎは映画どころではない。
主演の三浦洋一さん、2000年にご病気でご逝去されたとのこと。最近まで知らなかった。自分より歳は少し先輩だったのですね。残念です。 (--)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック