E.V.バイクの現状と予測

早いもので11月もそろそろ終わりである。気温もだいぶ下がっていて、冬へ向かうことを実感している。そんな中、多々所用が重なり、ツーリングにも行っていない。まあ、いつもの言い訳である (^^;
それでも、バイクにあまり乗れない時は、少なくとも月に数度はエンジンを暖機運転し、バッテリーチェックし、電圧が下がった時は補充電している。


ところで、東京モーターショーでも実感して来たが、クルマもバイクもE.V化が、かなりなスピードで技術革新している状況である。
先日、某大手経済新聞に掲載されていたが、トヨタが東京工業大学の研究所と共同で、現在E.V.車に搭載されている「リチウムイオン二次電池」に変わる「全固体リチウムイオン二次電池」を開発中で、この新開発の「全固体式リチウムイオン二次電池」の実車への搭載時期は2022年頃とのこと。こうなると市販車への搭載は時間の問題しかないと思われる。

従来型のリチウムイオン二次電池に使用されている電解質は、有機溶媒にリチウム塩を溶解させた液体の電解質を主に使用しているが、この電解質は可燃性の液体である。よって、電池が何かしらの要因で、例えば、電解液中に異物が混入するなどしてセパレーターを破損させ、正負極が短絡、つまりショートすると異常発熱を起こし、発火や破裂の危険性があったのだ。全固体リチウムイオン電池とは、一言で言えば、この有機系の液体電解質を無機系の固体電解質にしたものである。
容量は、従来型の液体電解質を使うリチウムイオン電池二次電池の約1.5倍で、出力は約3倍以上だそうである。また電解質が固体であることで、当然ながら液漏れなど無くなり、バッテリーセルの設計自由度が拡大しボディーへの収まりが改善し、外気が高温時や低温時でも著しい性能低下がみられず、可燃性の液体電解質を使用していないので、短時間の急速充電に向いているとのことである。まあ、新聞記事では良いことばかりつくしみたいな感じではあったが・・・。

こうなると、完全二次電池式のE.V が主流になるか、燃料電池式のF.C.V が主流になるか、まるで昔に有った、 VHS対ベータマックス、Blu-ray Disc対HD DVDと同じみたいな感じも否めないが、まあ、先走り的な決めつけは良くない。それはどちらも、充電スタンド、水素ステーションなどの施設、つまりインフラがまだそれほど追いついて居ない現状があるからだ。でも、それも時間の問題かも知れない。
よって、自分の感触であるが、EU等の2040年のガソリン車ディーゼル車規制を待たずとも、今後10年くらいの時間で、クルマ社会の変化が顕著に出て来ると思われるのだ。


ところで、東京モーターショーで展示されていたスズキ、バーグマン F.C.V.であるが、まだ市販はされていない。しかし、構造的には自分の希望に添った造り方をしているので気にはなっている。と言うのも、基本的にはF.C.V. 燃料電池式であるが、リチウムイオン二次電池も搭載しており、併用式とも言えるからだ。
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では、現在国内で実際に市販されている E.V. バイクを見てみる。検索してみると、本格的な E.V. として市販されているBMW のスクーターである"C evolution"と言う車種があった。

BMW C evolution (資料画像)
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このスクーターは、二次電池式E.V. である。
概ねのスペック(諸元)は、駆動用の二次電池は空冷リチウムイオンバッテリー 、駆動用交流モーターは永久磁石式同期型、電力回生装置付き、最大出力35 kW (48 PS) /4,650 rpm、最大トルク72 Nm from 0 to 4,650 rpm、最高速度129 km/h、航続距離約160 km(定地走行値)。
You tube 等の動画サイトで C evolution の走行を視聴してみたが、エンジンの鼓動を感じるような走行では無く、モーターの金属音をキーンと響かせながら、スーと加速する感じである。まあ、E.V.車がよく言われる様に、新幹線のような加速である。走行モードは、エコレンジ(加速緩やか、回生強め)、ロードレンジ(加速中程度、回生中程度)、セールレンジ(滑走、回生無し)、ダイナミックレンジ(加速強め、回生強め)、と4レンジが設定されている。 すごい性能である。
C evolution はスクータータイプであるが、それはスクータータイプの方がE.V.化し易いのだろうと思えるし、スクーターライダーは、AT自動変速式に慣れており、同じく変速が不要なE.V.に乗り換えるのにあまり抵抗感が無いからだろうとも推察できるからだ。

また、オートバイタイプのE.V.もすでに試作製造されている。ハーレーのライブワイヤーである。

Harley Davidson Live Wire (資料画像)
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検索によると、ライブワイヤーは、デモンストレーション用と言うか試作車で、まだ市販はされていない様子である。でも試作であってもバイク、オートバイタイプのE.V.が有って何故かほっとした。


ところで、東京モーターショーの記事でも書いたが、ホンダブースで見かけた近未来的なスクーターの件である。
前回のブログで書いたようには自分はスタイリングと、左右グリップにブレーキレバーが装着されていたため、てっきりスクーターかと思ってしまった。
あたらめてHONDAのサイトで確認したら、車名は、 X-ADV、カテゴリーがロードスポーツと分類されていた。念のため、シルバーウイングの欄を見たらスクーターと分類されていた。よってHONDA社ではこのX-ADVをはっきりロードスポーツの分類として販売していると言うことである。
諸元を見ると、動力伝達が、スクーターのような遠心式クラッチのベルト駆動ではなく、ミッションはD.C.T.(ダブルクラッチトランスミッション)で、後輪への動力伝達はチェーンを使用している。あえて、リヤブレーキをペダルにせず、D.C.T.のため、クラッチレバーが必要ないため、そこにリヤブレーキレバーを装着したとのこと。

HONDA X-ADV 
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HONDA X-ADV (資料画像)
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まあ、自分の推測の範疇ではあるが、HONDA社が今後E.V.バイクなりスクーターを製造するとなると、このX-ADV に近いスタイルになるのではないだろうか? パワーユニットを、ガソリンエンジンからE.V.ユニットに置き換えれば、その近未来的なスタイリングから、E.V.として通用する気がするからである。

繰り返してしまうが、今後10年くらいでクルマ社会のE.V.化は、加速度的に進むと思われる。勿論、ガソリンエンジンのクルマやバイクが急激に減少してしまうことはなく、それなりに変化して行くのだろうが、エンジンの鼓動と排気音、MT操作をこよなく愛するリターンライダーの自分も、今後は頭を柔軟にして世の中のE.V.化に順応して行かざるを得ないのであろう。 (^^)v

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この記事へのコメント

2017年12月07日 22:54
時代とともに変わるマシン。
特に動力関係の変化は最近著しいですね。
レシプロ世代の私には電動モーターに対する理由のない抵抗感がありますが・・それも時代の流れだから仕方ないのか。
いや、むしろその流れを楽しむようにしなければならないのか。5年後どうなっているのか楽しみではあります。
2017年12月09日 17:04
アボガドさん、いつもコメント有難うございます。
E.V.化には自分も同じで、主動力が電動モーターとは・・・!?と違和感、抵抗感は持っております。
時代の流れと受け入れざるを得ないようです。レシプロエンジン遠くになりにけりです。でも、ご指摘のようにその流れを楽しむ。同感です。
石頭にならないようにしなくては・・・、と常に自分に言い聞かせております。(^^)v

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